テラスは、おしゃれなイメージのある外構です。バーベキューやガーデニングを楽しんだり、優雅にお茶を飲んだりなど、テラスがあると生活が豊かになりそうですよね。
しかし、テラスのメリットを活かすためには注文住宅を建てる際の設置方法に注意が必要です。
●テラスを設置する場所の間口を確認
テラスに屋根を設置する場合は、テラスと接する場所の間口を確認してください。
屋根が接する場所にシャッターの格納ボックスや雨どいなどがあると、屋根の加工が必要になることがあります。
●設置する場所の出幅を確認
建物からどれだけ外につき出すのか確認してください。出幅が広くなるほどテラスの使える面積は増えますが、庭の面積が狭くなってしまいます。駐車場を作ったり、庭でガーデニングを楽しみたいときなどは、庭面積もよく考えてください。
隣家を接する場合は、隣家との距離も考えておきましょう。
●取り付けたい高さを確認
テラスでやりたいことを想定して屋根を設置する高さを決めます。家族の身長も考慮しましょう。椅子を出して座る場合は、屋根の設置場所を高くするようにします。
●隣家への配慮
勾配のある屋根を設置すると、隣家に雨水や雪が流れ込んでしまう心配があります。このようなことで隣家とトラブルにならないように配慮しましょう。フラットタイプの屋根で勾配を少なくすると、雨や雪などが流れ込んでしまうことを防げます。
●屋根の固定
屋根を建物に固定するために建物に穴を開けます。穴を開けることに抵抗を感じるなら、屋根が独立しているタイプがおすすめです。また、建物の構造や外壁によっては屋根を固定できないことがあるので、施工会社に相談をしてください。
注文住宅を建てるならテラスを設置したいと憧れている方もいると思います。テラスは生活を豊かにする外構といえるでしょう。しかし、設置方法に気をつけないとテラスの利用に不便を感じてしまいます。使うシーンを想定して、テラスの設置方法を考えてみてください。