プライバシーの保護に役立つ外構が「生垣」です。生垣に用いられる植物は数多くあり、どのような植物を外構に用いようか迷ってしまいませんか。注文住宅を建ててから「やっぱりこうしておけばよかった」となっても、簡単に樹木を植え帰ることはできません。
後悔しないために、生垣に適した植物の特徴を知っておきましょう。
●密植しても育つ
生垣にはプライバシーを保護する役割があります。外から見えないようにするためには、すき間なく葉が茂っている必要があるので、一年中葉を茂らせている常緑樹を選ぶことになります。
すき間なく葉を茂らせるために密植をすることにもなります。植物によっては植物と植物の間を十分にとらないとうまく育たないことがあります。植物が枯れてしまっては生垣の役割を果たせません。生垣に用いる植物には、密植に耐えられることが求められます。
●遮蔽性が高い
大きな葉が重なっているよりも、小さな歯が重なっている方が外から見えにくくなります。そのため、生垣として用いる植物は遮蔽性が高いことが重要です。小さな葉が茂り、密集して葉を出すような植物が適しています。
日本では昔から生垣が用いられてきているので、そういった樹種があります。
●成長が穏やか
植物は成長をするので生垣の手入れが必要です。成長スピードが速い植物は、頻繁に手入れが必要になってしまいます。手入れの手間を少しでも減らしたいなら、成長が穏やかな植物を選びましょう。
乱れたままの植物を放置していると、「この家は管理がゆるくて防犯性が低い」と見られてしまう可能性があります。また、敷地外に枝が伸びてしまうと通行の妨げになります。
●害虫がつきにくい
害虫が好んで食べるような植物を植えてしまうと、食べられた跡の葉ばかりになって見栄えがよくありません。また、病気が発生しやすい植物も適していません。
見栄wの問題だけでなく、チャドクガのように人間に危害を与える害虫もいます。
注文住宅なら生垣に使用できる植物を選ぶことが可能です。こういった条件を満たす植物を選んでみてください。