駐車場のひと工夫を注文住宅の外構に

いつも車を使うお宅なら、注文住宅でも駐車場を設置したくなるところです。気を使わない外構の駐車場は、無機質で飾り気のない白いコンクリートで塗り固めるだけになってしまいます。しかしラインと緑を取り入れることで、見た目とてもおしゃれない駐車場を作ることが可能です

まず地面のコンクリートの設置ですが、全体を連結させる形ではなく、隙間を作るデザインを採用してみてください。コンクリートの隙間は幅数センチから10cmほどにして、タイヤがはまりこまない配置にすることも大切です。

車1台の面積のコンクリートを、4分割から10分割程度のブロック分けにするということになります。ブロック分けするということで通常より工事は手間をかけますが、これだけでもおしゃれな印象を出すことになるでしょう。

このコンクリートの隙間には、芝生を植えることで、グリーンのラインが縦横に伸びるデザインとなります。芝生の種類は多様にありますが、年間を通じて青々としたもの、また季節によって色合いを変えるものもあり、自分好みで選び出せます。隙間に植えるだけなので、芝生の管理は少なめです。大掛かりな芝刈り機は必要なく、園芸用ハサミで数十分もかければ全体を刈ることが可能です。またコンクリートの高さに刈れば良いだけなので、特別な技術は必要ないでしょう。

芝生の管理が面倒だということであれば、リアル人工芝を設置するのも良いです。リアル人工芝は見た目が芝生そのまんまなので見た目に優れ、いったん設置すればお手入れの必要がありません。外構のお手入れの自信がない方、時間が無い方にもおすすめできます。

コンクリートの隙間に緑を配置することは、見た目としても優れている外構となるだけでなく、水はけという観点でも良質なものとなります。芝生の部分は雨水を浸透させるし、傾斜をつければ樋の役割をして外に流してくれるからです。

注文住宅の駐車場のおしゃれに、ぜひ検討してみてください。