将来性や実用性を考えた注文住宅の外構

注文住宅の外構工事で、工夫したい部分として階段があるかもしれません。もちろんこれは、家の敷地が道路よりも高い位置にあり、階段を設置する必要がある家ということですが、5-10段くらいの階段を上って玄関にアプローチする場合です。この外構工事で、階段はコンクリートを打って最後は左官での͡コテ仕上げにするかもしれませんが、そこにスロープを付けることができるかもしれません。

というのは、スロープがあれば、自転車を道路から家の庭まで上げることが簡単にできるし、将来もし車椅子を使うような暮らしになったときに、スロープがあるとスムーズだからです。また手摺を付けることで、安全性を高めることができるかもしれません。将来どのようなニーズがあるか、ということを考えて外構プランを練っていくのはとても良いことです。

また花壇はどうでしょうか。これもコンクリートを打って花壇を付けるのは良いことですが、レンガを積んで洋風にすればもっとお洒落な感じになるかもしれません。そして玄関までのアプローチには石を敷いてプロバンス風にするというのも実に雰囲気があって魅力的です。特に洋風のデザインの家であれば、庭部分も洋風に仕上げるために工夫をすることができるでしょう。

家の周りに砂利を敷くというのも、見栄えがよくしかも歩くと音がするので防犯にもなります。ただ土の上に砂利や砕石を敷くだけだと、すぐに下から雑草が生えてきて、その草を抜くのに苦労する可能性があります。予算に余裕があれば、土の上にコンクリートを打ち、その上に砂利を敷いてみるという方法もありますので、検討してみることができるでしょう。

注文住宅の一戸建ての外構工事で、工夫できることはいろいろあります。見た目の美しさと実用性、そして将来必要になるかもしれないという備え、防犯など総合的に考えて、ベストな外構工事ができるように調整していきたいものです。外構のアイデアは、業者との話し合いやネットでの情報などで得ることができます。